【ゾット帝国読解】2 先行研究

ぎ~く氏によるゾット帝国執筆過程の解明(2015年9月~11月)

syamu研究の第一人者「ぎ~く」氏は、ブログ「はなくそモグモグ」にて研究の成果を公開しています。

彼は2015年9月に発表した「ゾット帝国調査中途報告」にて、syamuさん本人に確認を取ったうえで、カイト編第2章~第5章が未完原稿であることを明らかにしました。同年11月には「ゾット帝国〇〇がゆく!の原題を考える。」という記事を発表し、その中で彼はゾット帝国のタイトルの変遷を分析することによりsyamu氏の執筆過程を解明しました。

2015年3月5日、syamu氏は『オラの恋に青春してます!』というタイトルで、現在のカイト編にあたる小説の執筆を開始しました。内容は明治時代をモデルにした和風ファンタジーで、「光秀」というキャラクターが主人公でした。

執筆開始から3日後の3月8日、syamu氏は

どうも。浜川裕平です。
はじめましての方は、はじめまして。
いつも、読んでくださっている方、ありがとうございます。

今回、最新話を更新するにあたり、小説のタイトルを変更させていただきました。
なんか違うなっと思ったので、このようなタイトルに変更させていただきました。

タイトル変更後は、しっくりきてます(笑)
タイトルを変えると、雰囲気が変わりますね。
改めて、タイトルの大事さを知りました!

というわけで、また執筆に励みます!
ではでは。

オラの仲間と町に未来を! 百年前のエピソード。最新話更新しました!|裕Pの活動報告

という理由でタイトルを『オラの仲間と町に未来を!』に変更しました。さらに約1か月後の4月1日、syamu氏はライト文芸賞に応募するため、心機一転、タイトルを『光秀の、人を生かす剣の物語 ~光の欠片~』に変更します。このようにタイトルは短期間に何度も変更されましたが、世界観やストーリーに大きな変更はなく連続性を保っていました。

しかしその後、syamu氏は「なろうのランキングを覗くと、異世界ものや転生もの人気だったりするので。」という理由でタイトルを『異世界転生!人を守る剣の物語 ~光の勾玉~』に変更します。さらに彼は当時流行していた異世界転生を模したエピソードを投稿し始めました。このとき投稿された新エピソードでは、主人公は「カイト」というキャラクターに、内容も異世界転生モノに変更されるなど、大幅な路線変更が行われました。これにより、同じ小説内に主人公もジャンルも違う物語が2つ存在することになってしまったのです。

この問題に対しsyamu氏は、無念の死を遂げたカイトの精神が、光秀の身体を乗っ取る形で転生した(光秀の精神は消滅)というエピソード(現在のカイト編2章2話)を書くことにより、主人公を同一人物とし、ストーリーの整合性をつけました。

しかし、ほどなくして執筆は止まります。その後、6月18日に投稿が再開された際に、現在の『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』というタイトルに変更されたと考えられています。6月以降に投稿されたエピソードは、カイトの過去エピソードという体裁ではあるものの、実際にはこれまでのキャラ設定を使った全く新しいストーリーでした。このため、カイト編2章~5章は未完原稿のまま、新しく始まった物語との矛盾点が解消されることもなく、放置されることとなりました。

ジン編でもカイト編と全く同様の流れで事態が進行しました。

カイト編の投稿開始から12日後の2015年3月17日、syamu氏は『わたしとオレの修羅への道』というタイトルで、現在のジン編にあたる小説の執筆を開始しました。主人公は「信二」というキャラクターで、世界観は『オラの恋に青春してます!』と共有していました。

2日後の3月19日、syamu氏はタイトルを『信二と仁の修羅への道』に変更、さらに約半月後の4月3日には『仁の、人を殺す剣の物語 ~闇の欠片~』、4月26日頃には『異世界転生!苦悩の剣の物語 ~闇の勾玉~』、6月下旬頃には『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』に変更したと考えられています。これらはそれぞれ、カイト編での『オラの仲間と町に未来を!』、『光秀の、人を生かす剣の物語 ~光の欠片~』、『異世界転生!人を守る剣の物語 ~光の勾玉~』、『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~』へのタイトル変更に連動しています。

このような状況についてぎ~く氏は、

審査員が審査するのはシリーズ物で完結していなくても一つの章のまとまりとして一段落ついている物に対してのストーリーでそこにどういった面白さがあるのかを見てるわけで、(中略)山場のねぇ展開の塊を時系列に点在させて辛うじて10万文字稼いだような文字の海を作品とは呼ばねぇんだよ(後略)

はなくそモグモグ ゾット帝国〇〇がゆく! の原題を考える。

と、辛辣な評価を与えています。

大便ソムリエ氏によるゾット帝国読解(2016年12月~)

大便ソムリエ氏は、ブログ「淫夢+syamuの一考察」にて、syamu氏に関する考察をされています。

彼はジン編の読解を進める中で、読点の前後で意味が繋がっていない文章が多く見受けられることを発見しました。その上で、読点を句点のように使うのが順文学の特徴の一つであると指摘しました。(2017年11月、『ゾット帝国ジン編ガイジポイントツアーその10』)

ゾット帝国ジン編ガイジポイントツアーその10 : 淫夢+syamuの一考察
見てくれてありがとナス!⚠︎警告:0点・・・この先ルロール・剣心からパクったであろう箇所が多々見られると思います。しかし私はまだ漫画を全て読み終えていないので、ガイジポイントを見落としてしまうかもしれません。あらかじめご了承ください。 その1→http

剣竜氏によるゾット帝国考察(2017年1月~2017年5月)

剣竜氏は、syamu氏公認の二次創作小説『ゾット帝国外伝 丘の民の伝説編』の作者であり、同作品の合間に「ゾッ帝の個人的な考察」と題して、原作であるゾット帝国の考察を行っています。

彼は、魔王教団メンバーの名前に着目し、全員がカタカナ三文字の名前であること、また男性メンバーは名前の頭文字が「ジ」、動物の姿、体術や武器をメインに戦う、という共通点があり、一方で女性メンバーは名前の頭文字が「ア」、人間の少女の姿、魔法をメインに戦う、という共通点があることを発見しました。その上で、syamu氏が意図的にこのようなキャラクター設定にした可能性があると指摘しました(2017年1月、『ゾット帝国外伝 丘の民の伝説編』第八十五話)。

ゾット帝国外伝 丘の民の伝説編 - 第八十五話 予選開始!南アルガスタの戦い(前編)

天野美咲氏によるゾット帝国分析(2017年10月)

天野美咲氏は、ブログ「An Algasta」にて、syamu氏の動画の書き起こしや考察をされています。

2017年10月、彼女はゾット帝国の各エピソードの登場キャラクターをまとめた上で、同一の人物のようでも設定が異なっているものが多いこと、複数の章に亘って矛盾なく登場するのは栞と葛城くらいであること、両編に矛盾することなく直接登場するのは、ジェイとアリスだけであることを指摘しました。また同月末には、カイト編第1章の登場キャラクターについての詳細な情報を記した記事を公開されました。

ゾット帝国 各エピソード登場キャラクターまとめ - An Algasta
カイト編・ジン編ともに話が連続しなくなる箇所があり、実質的に4部に分かれているので便宜的にこれを1章~4章と呼称している。これは私の解釈による分類であり、ゾット帝国の目次のページにある浜川氏による分類とは異なる部分があるので注意。 各エピソードの登場人物 ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~ ...

備考

文責:樋続虎徹

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