【ゾット帝国読解】3.1 カイト編 設定集「主な登場人物」

本章では実際にカイト編を読み進め、得られた情報を分析していきます。

今回はカイト編の設定集である「主な登場人物」という投稿について分析していきます。

2つの世界と魔王教団

まず、設定集全体を俯瞰すると、主な登場人物が3つの項目に分類されていることが分かります。

その3つとは「異世界アルガスタでの登場人物」、「魔王教団」、「異世界ユニフォンでの登場人物」です。

このことから、「アルガスタ」と「ユニフォン」という2つの世界が存在する、と言うことが分かります。また、「魔王教団」は独立した項目として存在しているため、2つの世界のどちらにも属さない存在である、ということが考えられます。

「異世界アルガスタでの登場人物」について

さて「異世界アルガスタでの登場人物」の項目を読んでいくと、カイト編1章の主人公であるカイトと、その幼馴染であるネロとミサの説明が書かれています。この3人は11歳という設定です。

ミサの説明には

ゾット帝国総合学校の魔法科で魔法を習い、おばばの元で魔法の修行をしている。

という記述があります。このことから、アルガスタには魔法が存在していること、また「ゾット帝国総合学校」という教育機関が存在することが分かります。

次にルエラというキャラクターの説明を読んでいくと、ルエラは「アルガスタ王女」であると書かれています。このことから、アルガスタという世界の中に「アルガスタ王国」という国がある、と考えられます。また、ルエラは「ルビナ姫の妹」という記述がありますので、アルガスタ王国の王室には2人の王女がおり、姉がルビナ、妹がルエラである、ということが分かります。

「異世界ユニフォンでの登場人物」について

「魔王教団」の項目については取り上げるべき点が見当たらないため省略します。

「異世界ユニフォンでの登場人物」を読んでいくと、葛城というキャラクターの説明に

未来のアルガスタからユニフォンに移住してきた。

と書かれています。

この文は2通りに解釈できます。一つ目は「未来のアルガスタから(未来の)ユニフォンに移住した」という解釈です。二つ目は「未来のアルガスタから(現代の)ユニフォンに移住した」という解釈です。もし二つ目の解釈が正しいとすれば、葛城の説明にタイムトラベラーであると明記されるはずです。よって現時点では一つ目の解釈が正しいと考えられます。

また、葛城は「秘密結社の一員でもある。」と説明されていますので、ユニフォンには何らかの秘密結社が存在する、と言うことが分かります。

アルガスタとユニフォンの技術レベル

設定集には「オートマチック銃」という単語が散見されます。我々が生きている現実の歴史において、世界初の実用自動拳銃ボーチャードピストルは1893年に開発されたそうです。ということは、異世界アルガスタは最低でも現実の歴史における1893年よりも高い技術力を有した世界である、と考えられます。

なお、現実の歴史における19世紀は火器の発達にともなって刀剣の重要性が徐々に減少していった時代ですが、この物語の世界には魔法が存在するため、自動小銃を上回る殺傷能力を刀剣が有する、という可能性も十分にあります。

技術レベルについては、葛城の説明に興味深い記述があります。葛城が未来のアルガスタからユニフォンに移住した理由として「刀鍛冶の技術を、ユニフォンに売りにきた。」と書かれています。ここから、未来のアルガスタからすると、ユニフォンは刀鍛冶の技術においてかなり後進的な地域であるということが読み取れます。

備考

文責:樋続虎徹

本編(削除済):http://ncode.syosetu.com/n2387co/1/

本編(復元版):https://ncode.syosetu.com/n1830fe/1/

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