【ゾット帝国読解】3.2 カイト編 1章1話「禁断の森へ」

今回はカイト編の1章1話「禁断の森へ」というエピソードについて分析していきます。

「アルガスタ」という言葉が意味するもの

本編を読むと以下のようなセリフが出てきます。

「こいつらなんなんだ? アルガスタに魔物がいるなんて聞いたことねぇぞ」

この「アルガスタ」とは何を指しているのでしょうか。

現時点で考えられる可能性は3つです。

一つ目は、「異世界アルガスタ」を指しているという可能性です。

二つ目は、「アルガスタ王国」を指しているという可能性です。

三つ目は、「アルガスタという地域、もしくは地方」を指しているという可能性です。アルガスタ王国が存在する可能性が高いとはいえ、現時点では本文中に明記されていないため、こういった可能性も考慮しなければなりません。

さて、魔物が存在しない世界であれば、カイトは「魔物」という概念すら持ち合わせていないはずです。つまり、上記のセリフ中における「アルガスタ」は世界ではなく、国もしくは地域(地方)を指していると考えられます。

このことから「禁断の森」はアルガスタ王国、もしくはアルガスタ地域(地方)の中に存在する場所である、と言うことも分かります。

アルガスタの技術レベルについて

本編には以下のような記述があります。

ネロは何やらデジタル腕時計のボタンを弄り、黒縁メガネのレンズに魔物の3D立体映像が表示された。

3D立体映像表示された魔物は回転して、何やら数秒後に黒いシルエットに変わり赤く点滅している。

オレは頭の後ろで手を組んで、ネロの様子を黙って見ていた。

 ネロは首を横に振る。

「ダメだ。こいつらの正体がわからない」

ネロが使用しているデジタル腕時計は3D立体表示をすることができるほか、動物の姿をスキャンしてデータと照らし合わせることができると書かれています。Apple Watch 以上に高性能な腕時計であることが見て取れます。この腕時計が一般的に使用されているものかどうかは現時点では不明ですが、製造できていることを鑑みますと、アルガスタの技術力は現代日本よりもかなり上であると考えられます。

アルガスタの武器について

設定集にはカイトの武器として、騎士団からくすねた剣とオートマチック銃の2つが記載されていましたが、本編で魔物と対峙したカイトは「剣の柄に手をかけ」ています。

ジャック・チャーチル中佐のような人間でもなければ、銃が一般化している、かつ、科学技術が発達している時代に剣で戦おうとは思わないはずです。

よって、この世界では魔法が存在するゆえに、剣のような一見すると前時代的な武器が銃と同等か、それ以上の威力を持っている、と考えられます。

備考

文責:樋続虎徹

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コメント

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