【syamu経済学】syamuインデックス投資法は儲かるのか検証してみた

syamu氏に関連する銘柄とは

2018年1月26日、syamu氏は当時の代理人を通じて動画をアップしました。18秒という短い動画ではありましたが、「今ひきこもり支援活動をしていますので、よろしくお願いします」というsyamu氏の言葉は様々な憶測を呼び、ついに復活するのではないか、と世間を騒がせました。

当時、私は1月25日と26日の終値を調べ、日経平均株価は0.2%下落しているにも関わらず、syamu氏に関連する32銘柄の平均株価は0.3%上昇していることを発見しました。

このことから、私は「syamu氏の動画が株式市場に影響を及ぼした可能性が微粒子レベルで存在しているのではないか?」、「今後syamu氏が復活した場合、関連銘柄がさらに変動する可能性があるのではないか?」と予想しました。

(参考1)syamu_game 関連銘柄出典シーン集

syamu_game 関連銘柄出典シーン集
syamu_game 関連銘柄出典シーン集 ほほ^~(急騰)syamuさん関連銘柄の構成メンバー変更点1、前回の動画コメントを参考にブラ(ウ)ザ...

(参考2)syamu氏に関連する32銘柄

マルハニチロ (1333)、日本製粉(2001)、日清製粉グループ本社 (2002)、森永製菓 (2201)、江崎グリコ (2206)、ブルボン (2208)、不二家 (2211)、岩塚製菓 (2221)、湖池屋 (2226)、カルビー (2229)、明治ホールディングス (2269)、丸大食品 (2288)、日清食品ホールディングス (2897)、キリンホールディングス (2503)、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス (2579)、サントリー食品インターナショナル (2587)、伊藤園 (2593)、アサヒグループホールディングス (2502)、日本マクドナルドホールディングス (2702)、味の素 (2802)、ハウス食品グループ本社 (2810)、はごろもフーズ (2831)、ニチレイ (2871)、東洋水産(2875)、イートアンド(2882)、フジッコ(2908)、花王 (4452)、大塚ホールディングス (4578)、イオンモール (8905)、カドカワ(9468)、カプコン(9697)、ブラザー工業(6448)

当初想定されていた、理想的な値動き

当時、syamu氏は2018年3月頃に復活すると予想されており、復活後は2010年代前半のように精力的に動画投稿を行うのではないかとファンたちから期待されていました。仮にsyamu氏が様々な商品紹介動画を投稿した場合、何万、何十万という人々がその動画を視聴し、少なくない人数がその商品を買うという状況が考えられました。そして、その商品の製造会社の業績がアップすることで株価も上がるというわけです。

もし動画公開直後にSYAMU32を買っていたら

もし動画が公開された26日から(株式市場の休業日を挟んで)3日後の29日にsyamu氏に関連する銘柄を買い集めていたら儲かったのでしょうか?

ここでは、前述したsyamu氏に関連する32銘柄の平均株価を「SYAMU32」と名付けます。この指標(インデックス)がどのように推移したのか、過去の株価データを集計して調べてみました。結果は以下の通りです。

SYAMU32の推移(終値)

  日付     平均株価   備考

2018年1月25日  3978.05円

2018年1月26日  3989.34円 (18秒の復活動画公開)

2018年1月29日  3974.30円 (この日に関連銘柄を買ったと仮定)

2018年11月22日 3781.41円 (Youtubeライブ放送にて復活。売却日想定①)

2019年8月21日  3447.03円 (引退宣言。売却日想定②)

2021年4月23日  3545.88円 (現在。売却日想定③)

結果、大幅に値下がり

今回は売却日としてsyamu氏が復活した日、引退した日、現在の3パターンを想定しましたが、いずれの場合でも購入時の価格を上回ることはできませんでした。かなり値下がりしていますね。キャピタルゲイン(値上がり益)で儲けるのは無理そうです。

しかし一点だけ救いがあります。

SYAMU32を構成する株の一つ、カプコン(9697)は2018年3月27日と2021年3月29日に1:2の割合で株式を分割しています。つまり、2018年1月29日にカプコンを1株買ったとすると、2021年4月23日現在、4株に増えているのです。これは大きいですよね。

仮にSYAMU32を同じ株数ずつ買っていたとして、カプコンの株式分割を加味して計算したところ、2021年4月23日現在、購入時よりも2.4%価値が下落しているという結果になりました。実際には3年間分のインカムゲイン(配当収入)がありますので、この下落分は相殺されて多少黒字にはなるかもしれません。しかし、最初に想定したほど大きく儲けることはできないということが分かりました。非常に残念です。

なぜsyamuインデックス投資法で儲けることができないのか

今年の2月には日経平均株価が3万円の大台を回復したりと、株式市場は良いニュースが続く中でSYAMU32が下落していることを不思議に思われるかも知れません。その理由はSYAMU32の構成銘柄にあります。syamu氏の商品紹介が食料品に偏っていたことが影響し、32銘柄中25銘柄が食料品の会社となっており、インデックス投資の良さである分散投資ができていないのです。

食料品と農林水産業の銘柄で構成されているETF、「NEXT FUNDS 食品(TOPIX-17)上場投信(1617)」を見てみましょう。2018年1月26日は35,000円でしたが、2021年4月23日は26,900円と大きく下落しています。

食料品の銘柄はここ数年苦境のなかにあり、SYAMU32もその影響を受けていると考えられます。

今回の調査で、復活動画公開直後にsyamuインデックス投資をしても儲けることはできない、ということが分かりました。もしあなたがタイムマシンを手に入れて2018年初頭に戻ることができたとしたら、食料品関連銘柄ではなくカプコンの株を買うことをお勧めします。

備考

文責:樋続虎徹

参考:「過去株価終値検索」.https://kakokabuka.com/,(参照 2021-04-24)

野村アセットマネジメント株式会社.「NEXT FUNDS 食品(TOPIX-17)上場投信」.https://nextfunds.jp/lineup/1617/,(参照 2021-04-24)

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